カムカムエヴリバディ 安子編 33話
家と個人と
昨日でやっと概念上の戦争も終わり、戦後が来て婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し云々*1の新しい憲法も発布されたんですが。
雉真家はまだ戦前の結婚感を引きずってる。
正直、千吉さんは安子の縁談は考えても*2、勇との結婚を考えるとは思わなかった。
安子の立場が宙ぶらりんなのはわかるし、いつまでも「雉真家の長男の娘であるるいの母」という状態で雉真家で面倒見るのも変だという感覚なんだろうね、千吉さんは。
なにかに守られてない、誰か強いものに属していない女はかわいそうなのだろう、多分。
そして、勇も多分安子に好きにさせてあげてるのであって、安子を自立した意志も行動力もある女性として見ているのかどうか。
ってところで、昨日アメリカに帰ったと思われたロバート・ローズウッドさんがあっという間に岡山に戻ってて、安子と再会。相変わらずロバートさんは安子の英語の勉強を促し、新しい世界を彼女に見せてくれている。
勇は確かに安子にいろいろ親身になってくれてはいるけど、彼は安子に新しい何かを見せてあげたことはあるだろうか。
タッチと例えられていたけど、安子は甲子園へ連れてってとは言っていないのよ。
安子が行きたい世界はもっと違うところではなかろうか。