カムカムエヴリバディ 安子編 25話
正しいけど冷たい
見出しはおかモネで印象に残ったワードなんだけどね。
雉真のお父さんの言葉は、出たよ正しいけど冷たい的な。
多分、あの時代なら、千吉は心の広い父親と評価されるだろうなあ。勇ちゃんの手引きとはいえ、るいを奪われて安子だけ叩き出されることがあっても文句言えないような時代だったし。
雉真の家に帰れば飢えることもないし、美都里さんに八つ当たりされることだけ耐えれば、何不自由なくのんびり過ごすことができる。おそらく安子は恵まれてると言われるだろう。
だけど何か違う。それをまだ安子は上手く言葉にできない。
わからないから、彼女はムキになってしまった。千吉さんの言葉に対抗するために。
安子の目的は稔と約束したとおり、るいとひなたの道を歩くことなんだけど、そのひなたの道を雉真家にいるのと同じぐらいの待遇をるいに与えるためになってしまった。
安子にとってのひなたの道はそれでいいのか…と思ったところで、オート三輪が突っ込んできた。いや、オート三輪のツッコミいらんねん。
るいの顔に一生残る傷を追わせてしまった安子は、千吉と勇の説得で岡山に帰ってきてしまったけれど、待ち構えていた美都里さんに「ひっ」ってドン引いたところで、以下次号!