おかえりモネ92回
本日のすがもね
今日はいろいろ書きたいことがあったんだけど、取るものもとりあえず実家へ駆けつけたモネが、耕治に「タクシーで来たのか」と問われて
「橋を渡ってきた」
と答えるシーンでもう泣けて泣けて、この「橋を渡ってきた」というセリフに積み重なったたくさんの出来事と思いがぱーーーっと脳裏を駆け抜けていった爽快感がたまんなかったっすね。うう(思い出し泣き)
そもそも彼女は生まれたときから、嵐の中海を渡って、島を出て帰ってくる人なんだよね。
菅波先生が気が動転しているモネを、もう無力な子供じゃないと諭すところも良かった…。モネには自分の不安に寄り添って背中を押してくれる人だっている。
モネはやっと影の中から光の中へと歩きだすことができた。
そんな菅波先生は愛する人を一人送り出したわけだけど、東京に残ったがゆえに、彼もまた運命の人と再会するわけなんだけども。
名前を呼ばれた宮田さんが菅波先生と呼びかけたとき、なんの曇りもない笑顔で、かつては恨んで訴訟まで考えたこともあると言いながらも、それを本当に乗り越えたのだと分かって、こちらも胸にぐっと来るものがありましたね。
モネも菅波先生も、お互い別々の場所で自分に覆いかぶさった影から、一歩外へ出ようとしている。ここまで丁寧に語られてきたドラマがいよいよどんな模様の織物を織り上げてきたか、見えてきたのではないか。