山盛りごはん三杯

映画、ドラマ鑑賞記録

映画/アフロ田中

 

afrotanaka-movie.jp

 

男の子たちの楽園はもしかすると子供の頃の公園なのかもしれない。そして本当はずっと永遠に日が暮れることがなく、お母さんがご飯に呼びに来ないその公園で男友達と遊んでいたいのかもしれない。

田中は、友達と心地よく遊んでいた公園から途中で出て行ってしまった。もしかしたら、公園で遊ぶよりももっと楽しい場所があるかもしれないと、外の世界へ行ってしまった。でも、実はまだ遊び足りなかったことに気づいていなかったのだと思う。

そんな田中が紆余曲折の末、もう一度楽園に帰る物語だった。

潔いほど女の子が必要なく、大人になることもなく、男の子たちの楽園へと。

そしてもう一度公園の遊びをやり直すのだ。日が暮れてお母さんが呼びに来るまで、存分に。

西田さんの物語は、一度壊れた楽園から旅立つのではなく、壊れた楽園へ帰ってきてもう一度作りなおすものが多いなあと感じた。

あ、再生の物語、と言えばいいのか。