今日はなにを観た?

映画、ドラマ鑑賞記録

映画/SHERLOCK/忌まわしき花嫁

sherlock-sp.jp

 

観てきました。

評判通り、初見にはまーーーったく楽しめない、ファンのための特別編という話でした。

本編ちゃんと観てないとだめってのがそもそもネタバレだなあと思って行ったんですが、全くその通りで、観てないと後半意味不明だと思います。*1

しかし、ドラマ版自体もふんわり楽しんでる方なので、このスペシャル版もふんわり楽しんで来ました。

絶対、単なる19世紀ホームズやる気ないだろうと最初の映像で思ったけど、やっぱりそうでしたね。

ファンならそれなりに楽しめる、でもミステリーを求めて観に行くのはおすすめしません。いや、ある意味ミステリーだと思うんですが、心広く、ま、こういうのもありかなと笑って許せる人向きでした。

*1:てか、原作も多少知識がないと、滝の意味がわかんないのでは……

映画/オデッセイ

www.foxmovies-jp.com

火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。

シネマトゥデイ 

★★★★★

素晴らしかった。エンディングには惜しみなく拍手を贈りたい作品だった。

人間が希望とともに宇宙へ向かう姿って、なんでこう泣けるのかな。

映画の最中ずっと泣いてた。どんな困難にも挫けず、諦めることなく前へ進む姿と、そんな彼を必死で助けようとする人たちの姿がとても気持ちが良くて、最後までこんな美しいものを観せてくれてありがとう、と感謝の気持ちしか無い。

 

詳細を語ろうかと思ったけど、上手く感想が言えない。どのエピソードも面白かったし、心から観てよかったと思える映画だった。多分、心の殿堂に入る作品になると思う。

おや、こんなところに原作が。いつの間に……

 

 

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

 
火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)

 

 

映画/さらばあぶない刑事

www.abu-deka.com

 

定年退職まであと5日となった二人に立ちはだかるのは、横浜を牛耳ろうとする凶悪な中南米マフィア。命を賭けた壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる。シリーズ最強最悪の敵を前に、タカとユージは「さらば」とのタイトルの通り、ついに殉職となってしまうのか!?

★★★★

 

昭和テイストあふれる映画でしたが、そこがマイナスにならずに最後まで面白く観ちゃいました。アクションは多少年齢がハンデになってる部分もありましたが、それでも既に還暦を越えたお二人が走る動く、そしてカッコイイ、というだけでも涙出そうです。

吉川晃司も悪役の貫禄がありつつも、50歳とは思えぬモニカキックのお見事なこと。狂犬みたいなスキンヘッズの若者を連れ歩いてるのも、妖しげな風情を漂わせてて眼福でした*1

あと、昭和感……と言っても、この映画、仲間同士は全然いがみ合ったりしないんですよね。若い子たちも素直にタカとユージを尊敬してる。よくある若者がベテランを低く扱ったり、ウザがったりしない。でも、若さゆえに暴走しちゃって、逆に足手まといになるあたりは、ねえ、君ヒロインなの? ヒロインなんですかー? と言いたくなりましたが*2

それと、敵が今時ありがちなサイコパス系じゃなく、アウトレイジ系なのも良かったです。会話のメインがスペイン語なのも異国感あって、言葉が通じない感じがあって効果的だと思う。敵のメンタリティにイラッとさせられることもなく、最後までガチンコバトルなので、ひたすらアクション展開に身を委ねられたのが心地よかったです。そんな危険な中に差し込まれるタカとユージのユーモアのある軽妙なやり取りが、面白くて、最高でした。主人公たちが危機であればあるほど、ユーモアが映えるんですが、これが邦画で上手い作品が少ないんですよねえ……。

そして、浅野温子のファッション……すごいよ……あのお歳でギャルファッション着こなしてるって、大女優すごいよ……漢前だよ……。

 

以下、ネタバレ

 

*1:ありがとうございます

*2:しかも吉沢亮だったので、お前とっととメテオに変身しろとつい思ってしまうライダークラスタのサガ 

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映画/ラブ・アクチュアリー

movies.yahoo.co.jp

弟に恋人を取られたミステリー作家ジェイミー(コリン・ファース)は南仏へ傷心旅行に。一方その頃、若くてハンサムな英国新首相デヴィッド(ヒュー・グラント)は秘書に一目惚れしてしまい、悶々と悩んでいた。

シネマトゥデイ

 

★★★★.5(星4.5)

この映画が伝えたい事は、最初のナレーションにあった、9.11の犠牲者がかけた電話は、憎しみや復讐ではなく、愛のメッセージだった、ということだと思う。

映画として、世界は愛に満ちているということを、この映画で描くことで、9.11同時多発テロに対する解答になったのではなかろうか。

人を愛するということの尊さをこれだけのキャラを沢山出演させながら、くどくなるギリギリの線で留めたのはさすがだった。切ない失恋もハッピーエンドも誰かへの愛があるからこそ美しく暖かく心に伝わる。

それにしても、ローワン・アトキンソンの出演がなかなか反則というか、恋の妖精みたいなポジションだったけど上手くはまってて面白かった。

私としては、ずっと片思いをしていた相手と恋が成就する、というところで、心を病んだ弟の電話に出てしまい、彼を見捨てられなかったサラ。でも、彼女には幸せになって欲しかったなあ……。弟とともにいることがたとえ彼女の幸せだとしても。

映画/オーシャンズ11

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 保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは刑務所暮らしの4年間にとてつもない犯罪計画を練り上げていた。それは、ラスベガスの3大カジノの現金がすべて集まる巨大金庫から、厳重な警戒とセキュリティシステムを破って現金を盗み出すというもの。その額なんと1億6000万ドル! オーシャンは旧友のラスティに話を持ちかけ、この計画の遂行に不可欠な各分野のスペシャリストのスカウトを始める。やがて、11人の選りすぐりの犯罪ドリーム・チームが誕生した。こうして11人のプロによる、ミスの許されない秒刻みの史上最大の強奪作戦が始まった……。

allcinema ONLINE

 

★★★★

面白かった。

金庫強奪自体はそれほどひねっていないけれど、豪華キャストのやり取りで魅せる映画。

あまり難しいものではなく、気楽に映画を観たいときによい感じ

映画/Mr.&Mrs.スミス

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ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーが夫婦役で競演するアクション・エンターテインメント。監督は『ボーン・アイデンティティ』のダグ・リーマン。お互いの正体を暗殺者と知らず、すれ違いの生活を送る夫婦をコメディタッチに演じるブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーの演技が光る。特にキッチンでの戦いは迫力満点。

シネマトゥデイ

 

★★★

設定とキャストの大勝利といったところでしょうか。

成り行きでカップルのふりをしたものの、即恋に落ちて夫婦になった

……ものの、あっという間に訪れた倦怠期。しかも二人はそれぞれ相手に対して大変な秘密を抱えてる。

秘密がバレるかもしれないハラハラ感と、仕事がバッティングした時と、正体がバレてからと、敵同士のはずが共闘、とやるべきことをきちんと押さえた展開は、違う意味で安心できる内容でした。

しかも二人共簡単に夫婦として打ち解けるわけではなく、アクションも息が合うわけではなく、倦怠期とすれ違いのままのドタバタが続いて、何度も「なんでお前ら結婚した」と突っ込まざるをえない。夫婦としてリアル過ぎる。そこは喧嘩してても何故か息が合うんじゃないのか。

秘密を全部暴露したところで、そんな簡単に夫婦として信頼し合える関係になれるわけがない、というある意味夫婦の派手な喧嘩を最後までやっちゃったという感じで、そこはブレなかったと思う。

ラストバトルが盛り上がったわりに引きがあっさりだったので、もう一所感動するシーンがあったら、★4つけたかなという感じだけど、夫婦喧嘩は犬も喰わないよなあ……と遠い目になりつつ、ブラピとアンジェリーナ・ジョリーの美男美女カップルはやはり目の保養でありました。

映画/(500)日のサマー

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運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛コメディー。『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィットふんする男性の視点から、愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿をつづる。キュートな相手役には、『ハプニング』のゾーイ・デシャネル。初メガホンを取ったマーク・ウェブ監督はミュージック・ビデオ出身らしく、音楽から会話に至るまでセンスのいい演出が際立つ。

シネマトゥデイ

 

★★★★

ここのところ私には情緒が足りないかもしれない、ということでちょっと恋愛映画月間で。

しかし、恋愛映画のお勧めってなんだ? とまずアンテナ低、めっちゃ低ってレベルだったので、Google先生に「恋愛映画 おすすめ」で検索したところ、複数のサイトでこの作品が上がっていたので観てみました。

主演の顔が、ARATAとディーン・フジオカと坂口健太郎を足して割ったような感じで、割りと好みだったんですが、調べてみたら年末から映画館の予告でしょっちゅう観てた

映画『ザ・ウォーク』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ の主演の人ではないですか。どうりで、なんか親しみがある感じしたんだ……。*1

 

内容は、主人公のトムとサマーの恋愛の500日を描いたという、タイトル通りの話なのですが、時系列がバラバラなんですね。

しかし、時系列が結構飛んでる割に、いつどこでどうなったか、というのがすんなり入って来て全く混乱することがなく最後まで観れたのはさすがでした。

映像もオシャレで、トムとサマーの想いが重なってる時とすれ違いの描写が、日にちの変化を入れ替えることでより際立つようにわかりやすく描写されてたと思います。ところどころ、映像に気合が入り過ぎたり、やり過ぎではと思うところもあったのですが、これが初監督作品と聞いて納得。そう思うと、微笑ましくなります。

以下ネタバレ

 

*1:でも、超高所恐怖症なのであの映画は観られませんw

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