映画／ルパン三世
こ……これは……。
キャストはすごくいいと思う。皆、思ったよりしっくり来てて、全員が揃って立ってるシーンとか、おおルパン一味が三次元で存在してるって感じだった。
というか、ルパンらしいーってシーンとそうじゃない事件のシーンとのつなぎがすごくかったるかった。アニメのルパン一味のコミカルさとアクションシーンの再現は良かったんだけど、ルパン以外のキャラが全然魅力ないし、こっちはルパンや次元、五エ門を観たいのに、それ以外のシーンがほんとどうでもよくていらんフラストレーションがたまってしまった。
海外ロケしてる割にあまり無国籍感なかったし、どこか昭和の刑事ものかスパイものっぽい泥臭さみたいなものを感じて、私がイメージするルパンのスタイリッシュさともかけ離れてた気がする。昭和レトロのオシャレさとは違うと思うんだけど……薄暗い映像も今ひとつ垢抜けない感じだった。
そのへんは予算の関係で仕方ないとしても、ストーリーはルパン一味＋銭形警部VS悪の組織というシンプルな構図で良かったんじゃないかなあ……。ところどころ悪くない所もあったんだけど（五エ門は終始良かった）、基本的に残念な出来だった。
