秋の新番組
覚書など。
久しぶりに正当派朝ドラを観ている感覚が戻ってきた。しかし、意外にもヒロインがかなりダメな子に描写されてて、あれ? と最初は違和感を覚えたものの、どうやら敢えての描写のようでようやく安心して観られるようになりました。
未熟なヒロインが、焼け跡で子供たちに食事を振る舞う菩薩様のようになる過程を描いていくようで、その未熟さを最初はどう捉えたらいいか戸惑ったものの、だんだんドラマの中へ入り込めてきたようです。
時代的にこれから厳しい時代が訪れますが、食べること以外に今のところ特にとりえがない、スイーツ脳のめ以子が食とともにどう時代を乗り越えていくのか、興味がだんだん湧いて来ました。
そして食べ物の描写がストーリーの演出とぴったり合っていて、それを見るのも楽しいです。
・リーガルハイ
古美門が戻ってきた!
「やられてなくてもやり返す、八つ当たりだ!」
のセリフのインパクトで第一話は乗り切ったけど、本番は第二話からになるのかな。
今回ライバルは三木先生ではなく、岡田将生演じる元検事の羽生弁護士。正義のあり方がまっすぐで、薫と似た面もあるようだけど、どう対立していくのか見もの。
小雪の事件は最後まで引っ張っていくような感じですね。
・猫侍
萌えるサムライとのことでしたがまんまと萌えました。
強面なのに心の声ダダ漏れで、化け猫退治を頼まれ、一人そこに向かう時に心のなかで歌を歌ってるシーンとか最高。
猫の玉之丞さまがとにかくかわいく撮られてて、これなら取り憑かれてもしょうがないという説得力があって、ドラマの目的としてブレてないのが良かったです。
・キルラキル
昭和よりも昭和な泥臭い世界観を、スタイリッシュに見せてていっぺんに引きこまれました。
中島さんの脚本で学園ヒエラルキーもののせいか、フォーゼをちょっと連想する部分がありますが(マコちゃんを見てると、ゆうきちゃんを連想する)、色気の欠片もない流子さんが熱血戦士なのに戦う時はコスチュームのせいで真っ赤になっているという羞恥プレイでのバトルが楽しい。
最初皐月様は男だと思って立ち上がったものの、女性だと知ってちと落胆。しかし、毎回流子さんが生徒会メンバーを全裸にするのだったら、あのイケメン生徒会メンバーも全裸にされるのかと期待度が上がっております。
……えと、この作風でそれはどのへんへの需要なのだろうか? 私らか? お気遣いいただいたのですか?
・ダイヤのA
まだ話はさわりなので特筆すべき感想は無いのですが、引き続き視聴予定。
・メガネブ
さ、鯖江の眼鏡は一流だよ!(震え声) アニメはともかく、鯖江に人がいっぱい来るといいなと思う。
OPがかっこよすぎて何度も見返した。いやあ、黒子っちをかっこ良く綺麗に描かれていて満足です。ああ目の保養。
火神と黒子の互いに補いあうコンビは本当にいいですねー。
・サムライフラメンコ
正義感強いだけの自主ヒーローものは一つ間違うとかなり寒い出来になると思うんですが、その辺はギリギリ回避して、身近な正義のあり方を描けてました。途中で、ヒーロー目指してるのに鍛えてないとか、あかんかもなこれ、と思いかけたのですが、正義の中学生への説教がなかなか心に響くもので、ここを外さなかったので好感触です。
ただこのままご近所ヒーローものとして日常を描いていくのか、それとも本当に敵が出てくるのか、どういう方向性にいくんだろう?
しかしモデルで美形でお金持ちで特撮オタクとか、そんな人この世に存在するんですか!!!
・衝撃ゴウライガン
タイトルがキャラ名の集合体なんですね。
さすがにベテランだけあって、キャラや設定やストーリーの目的の説明不足もなく、物語にすっと入っていける、お手本のような第一話でした。でもこれが案外できていないドラマやアニメって多くて、そういう作品はだいたい最後まで乗り切れないことが多いんですよね。
ゴウに闇落ちした親友がいて、というところがもう敏樹先生全開でした。いいよいいよー。
ちょい醒めた感じで落語好きで化物が見えるヒロインが結構好印象です。彼女と熱血のゴウとのドラマがどんな感じになるか面白そう。
あと、BSプレミアムで再放送が始まったちりとてちんにも熱く熱く盛り上がっております。