山盛りごはん三杯

映画鑑賞記録

映画/ボーン・アイデンティティー

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 ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見する。引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態だった。数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。その貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。やがて暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのだったが…。

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 ★★★★★

キングスマンで、エグジーが犬にJBとつけたのを、アーサーが何の略か訪ねた時に、ジェイムス・ボンド? ジェイソン・ボーン? と上げてたわけですが、そのジェイソン・ボーンってそういえば知らないぞ、と思ってレンタルしてきました。

ちょうど「オデッセイ」でマット・デイモン観たばかりですしね。

 

面白かったです。アクションがリアル寄りなのも良かったですが、主人公が自分の正体を追っていく過程と、割りと早くこちらには正体をバラして、彼を追う側と両方の様子を進めていく神の視点ゆえのハラハラ感がとても面白かった。

ジェイソンはかなり優秀なスパイだと思うのですが、記憶を封じられてるハンデがいい具合ですね。全部分かってたら、ジェイソン無双になっちゃっただろうなあ。

それでは物語にならないわけですが。

マット・デイモンの真面目そうなたたずまいもまた強すぎない印象でいいですよね。紳士風でもなくマッチョでもない、珍しい感じ。ヒロインがパリまでのドライブのうちに彼に肩入れしていってしまうのも納得のいくところ。

全編、雪が目立つヨーロッパの冬の風景も物語をシックな雰囲気に見せてますね。

派手な展開はないですが、ストーリーと謎解きとでぐいぐい引っ張っていく作風はとても好みです。

クライマックスでなぜ彼がそうなったか、彼が何度も銃を置いていくのか、なぜあれだけ優秀な暗殺者でもある彼が、背中を撃たれて記憶をなくして海の上に浮いていたのか、その意味が分かった時の感動、そしてラストの皮肉な結末が、収まるべきものが収まった、という不思議な気持ちよさがありました。

ただ派手な見栄えがするアクションではなく、きちんとストーリーとリンクしたアクション描写がとても好きです。