山盛りごはん三杯

映画、ドラマ鑑賞記録

見た映画のメモ

宿題:「ファースト・マン

「翔んで、埼玉」

「グリーン・ブック」

どれも面白かったのでじっくり感想を書こうと思っていてそのままになってしまうといういつものパターンです…。

今年は真面目に映画の感想を書こうと思っていたのに、この体たらくだよ。

映画 シュガー・ラッシュ:オンライン スピード感あふれる豪華で楽しい傑作、だけどこれじゃない…

www.disney.co.jp

 

シュガー・ラッシュ」は前作視聴済み。無関係に見えるすべてのエピソードが最後に向かってきれいに収束していく、伏線回収の鬼のような構成がたまらない傑作でした。

さて、今回は、構成や伏線回収の「ああ!」というカタルシスはあまりなかったですね。まるでジェットコースターのように周囲の風景も何もかも振り切って一気に走り抜けるような感じでしょうか。

インターネットやディズニー作品の豪華なキャストたちが次から次へと登場してきて、その扱い方もお行儀のいいものだけじゃなく、なにげに毒も効いてるのには作り手の余裕を感じたり、笑ったり感心したりしているうちに終わった感じです。このキャストたち(故スタン・リーまで!)だけで十分楽しめました。

お話も丁寧にまとめてありますし、映像の迫力はすごかったです。インターネットの擬人化描写もなかなかセンスが良く、ところどころにちょい黒いものもあって面白かったですね。

 

だからこそ、最後見終わって、はあ…とため息が出ました。

映画としては素晴らしい。でもシュガー・ラッシュで観たかったのはそういうんじゃないよ……と。

 

以下ネタバレなのでたたみます。

 

 

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映画刀剣乱舞 ゲームの荒唐無稽な設定をドラマに落とし込んだ描写力が見事 

touken-movie2019.jp

 

今回から、サブタイトル入れてみました。でもこのタイトルだけで感想終了してる気が……。

 

そんなわけで刀剣乱舞観てきました。

元になったゲームは、始まったばかりの頃にプレイしてたんですが、京都のあたりで短刀や脇差を育ててなくて*1、そのまま放置してました。

あと、アニメの花丸一期と活撃刀剣乱舞は観ました。なお初期刀は陸奥守吉行です。舞台は全く観てません。

touken-hanamaru.jp

katsugeki-touken.com

 

実は、全くの初見ではないので、サブタイトルのように果たして設定が初見の方にもするっと入ってきたかどうかは本当はわからないのですが(おい)、刀が人間の姿を取って、時間改変を目論む時間遡行軍と戦っているという、意味のわからん設定自体は、映画はかなり分かりやすく描写されてたんじゃないかなーと思ったんですよ。

時代背景も本能寺の変という、それこそ大河ドラマで一年おきぐらいにやってるエピソードだから、ほぼ説明は無用。そこで織田信長が死ななかったら? という仮定自体がとても分かりやすい。

というとなんでもないことのようですが、劇場版で初見となると、ゲームの設定の理解だけでも大変なので、キャラクターの目的を分かりやすくした…というだけでも観る方はストレスが少ないと思うんですよね。

このスタッフは「何を見せたいか」ということをとてもよくわかっていて、ドラマへの没入をスムーズにしている。これが簡単なようで意外とそうでもなく。ファンだけに分かればいいと割り切る方法もあると思いますが、刀剣乱舞はそうしなかった。

山本耕史八嶋智人を連れてきたのも、改変する歴史の部分を観客が軽んじないようにするためで、三日月たちの葛藤に説得力を出すには必要なキャスティングなんですよね。

 

この辺は長年特撮作品に関わってきた小林靖子さんの手腕が冴えてると思います。

 

いや、SFやファンタジー作品では説明の設定が下手くそで作品に入り込めないものって結構あるんですよ。本当に勿体無い。

小林靖子作品の第一話は、毎回世界観の説明とキャラ描写と盛り上げがスムーズで、観ていてすっと物語に入り込めるんですよね。その後の展開は好みもあるのですが、少なくとも第一話の過不足ない描写力は素晴らしいと思います。

今回の作品も、物語の分かりやすさについては役者さんの演技力含めいろいろ行き届いているので、余計なことに気を取られず画面に集中できるので、美しい青年たちの華麗なアクションの美しさを十分堪能することが出来ました。

 

あとは、三日月のあの食えない雰囲気と水臭いところが、小林靖子キャラって感じでしたね。

多分、三日月宗近というキャラはある程度共有されてる性格があると思うんですが、その性格を押さえた上で、あの行動は、ああー小林キャラやーとうなずいちゃいました。

そして、クライマックスの絶望感とそこからの鮮やかな逆転も小林脚本だーと、なんかどこを切っても小林脚本だったなと特撮ファンとしては頷いてしまう次第でした。

 

刀剣乱舞よくわかんないんだけど、という方にも、本能寺の変の歴史改変ものとして山本耕史八嶋智人織田信長羽柴秀吉のキャラ解釈と行動と、ともに戦火をくぐり抜けた彼らの刀たちがもし心を持っていたら、一体どんなふうに彼らに対峙するか…

 

劇場でお確かめを。

 

そうそう、ロケ地にもなってる松阪城址ですが、つい最近遊びに行ったので、インスタの写真リンクしておきますね。もっと写真撮ってくればよかったなあ…。

松阪城址の石垣は、城の石垣クラスタによればいいらしいですよ。そしてビフカツ美味しかったです…。また行きたい。

 

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*1:マップが今までのマップで弱かった短刀、脇差有利で、それまで育ててきた薙刀や大太刀が弱体化されてしまう

ドラマ/3年A組─今から皆さんは人質です─ #3

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三日目。

五十嵐さんは初めから随分無能そうに見えてたんですが……

実は、一颯先生とグルだった…と。

警察としても、電気を止めたり通信を妨害するとかいろいろ方法はあったと思うんですが、五十嵐さんが最初から協力者だったなら納得です。となると、一颯先生の協力者は思わぬところにもいそうなんですが……?

 

一颯先生の話から、郡司刑事が元教師であり、過去の生徒とのトラブルから刑事に転職したという素性が出てきましたが、これは澪奈とは関係がなさそうですね。もっと大きな生徒と教師、学校の問題へと大きく話が発展しそうです。

とすると、いつの間にか生徒たちを人質にしている3年A組周辺の建物についても、おそらく学校が絡んでますね。いつの間にか一颯先生が勝手に工事をしたのではなく、誰かが手引きしている可能性もあるんじゃないでしょうか。

生徒たちは情報が遮断されてるので、自分たちが監禁させられてると思っているようですが、外部からすれば「人質」でもある。誰に対しての「人質」であり、その身代金は一体なんなのか。

 

澪奈の自殺は女同士の友情のもつれだとしたら、男子生徒はなぜ巻き込まれたのか謎でしたが、宇佐見にドーピング動画を投稿させようとした者がいて、その動画を撮ったのは澪奈に振られた里見くんだということが今回分かりました。

その里見くんも実はそそのかされて、動画を撮ったのが判明。そそのかしたものが黒幕のようですが、もしかすると澪奈はクラス内の人間関係のトラブルで自殺に追い込まれたのではない……?

一颯先生の授業は、澪奈の自殺を通してクラスの生徒達に何かを教えようとしてるのは最初の展開から分かるのですが……話はもっと大きなものを抱えているような気がしてきました。

 

そして、死んだと思われてた彼も3話で正体を現しました。謎を引っ張らずツッコミどころも全部織り込み済みで話を進めていくのは、展開自体の謎解きではなく一颯先生自身が一番解いてもらわなきゃいけない謎でありテーマに直結するからなんでしょうね。

実際肝心の一颯先生の目的については、話が進めば進むほど分からなくなっている。

 

さて次回で一回一区切りつくようですが、まだ四話なんですよね。今週はずっとおとなしかった甲斐くんが、さてどう澪奈に絡んでくるのか…?

ドラマ/よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~

www.tv-tokyo.co.jp

 

久々の西田征史脚本だったので、原作ものではあるけど楽しみにしてました。

ちょっと天然入って一見有能には見えないおっとりとした原島さんとエリート意識の強いけど原島さんが上司なので頼まれごとにはつい言うことを聞いてしまう加東くんとのコンビが西田作品らしい感じ。

ストーリーも、原島さんのおっとりとした行動で相手の懐へと入っていき、窮地を逆転する…という展開はなかなか分かりやすくて、女半沢直樹ものとして楽しめると思いました。

 

ただ、真木よう子さんがところどころ専門用語を話すときに、分かりやすくゆっくり話してる…のではなく、棒読みに聞こえてしまうのでそこでいい感じのストーリーの流れが止まってしまう感じがしました。もっと速口で喋ってもいいんじゃないですかねえ。

ベテラン勢はそうでもないのですが、若手組がちょっと銀行用語に引っかかってる感じ。

うまく行けばテレ東の池井戸もの(じゃないけど)になれそうなんですが…今後主役周りの演出をもうちょっと改修した方が良さげでしたね。

来週は里見浩太朗がゲスト。豪華だ。

ドラマ/メゾン・ド・ポリス #2

www.tbs.co.jp

 

感想を言う前にひとこと愚痴らせて欲しい。

 

なんで、「トクサツガガガ」と時間かぶってるんだ…。TLがカオスになってるじゃないか。

 

では本題。

 

独居老人がトイレでガス自殺をしているのが発見された。目張りされたドア、玄関は施錠されており、現場の状況から自殺と断定されたが、牧野ひよりは宅内の様子に違和感を覚え、他殺を疑う。

被害者がボランティアをしていた小学校のPTAへ話が進み、そこから思わぬ真実が……。

 

 

ここの小学校、PTA会長はやりたい人がいたのに、こんな事件が起こってしまって、この後PTA会長や役員選挙が大変だろうなあ…と事件の経過についてはぼんやり思いながら見ていたら、最後犯人が

「この夫はフリー素材よ!!!」

と叫んだのになんか全部持っていかれた。腹筋が死んだ。

 

このドラマ、割とありがちそうな刑事モノに見せかけて、所々で変なツボを押してくるんですよね。前回の犯人親子も斜め上に癖の強いキャラで、「アンナチュラル」のような洋ドラ風のスタイリッシュさはないんだけど、油断ならない描写をところどころで投げてくる。

 

夏目と牧野の夫婦偽装するところも、ここで夏目に「牧野、結婚するぞ」と言わせる、セリフのセンスも好きです。ここで夏目が「夫婦に偽装してママさんたちから聞き出そう」って言ってもいいんだけど、前者の言い方の方が断然洒落てるよね。

その後、牧野が飲み屋で

「夫婦じゃなくて親子だろうが!!!」

と管を巻くシーン最高でした。高畑充希ちゃんと西島秀俊さんの年齢差に引っ掛けたギャグでしょうが、ここに二人が「とと姉ちゃん」で親子役だったこともかけてますよね。こういうお遊び楽しいです。

 

さてさて、気になるのは、牧野の回想。

彼女がどうも家族を亡くしてるっぽいのと、「警察が自殺と認定されても違うことがあるんですね」と呟いてることから判断すると、牧野はどうも「アンナチュラル」のミコトと同じく心中の生き残りじゃないかと思われるのですが…。

そしておそらく伊達さんはそのことを知ってる模様。牧野の過去はこの先ドラマに絡んでいくんですかね。

 

あと、もう一つ気になるのが小日向さん演じる高平さんが字幕出すとメインキャラと同じく黄色なんですよね(伊達さんは白)。高平さんは今の所かわいいおじさん家政夫さんポジションから出てないみたいなんですが、これからもっと物語の中心に出てくるのか……?

ドラマ/ハケン占い師アタル

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タイトルから占い師のアタル嬢が職場に派遣されて占うのかなと思ったら、「派遣の的場アタルは実は天才占い師である!」 の方でした。

全く仕事はしたことがない、というアタルは任される仕事ひとつひとつを楽しそうにこなしてて、杉咲花ちゃんの笑顔がとてもかわいい。「喜んで」「嬉しい」と何かを頼まれるたびに、きれいな言葉を返す感じのいい女の子なんですよね。

ああ、私も人に仕事を頼まれて「あぁん?」「ちっ」とかネガティブな反応してないで、少し彼女を見習ったほうがいいかもしれない…。

一方、志田未来演じる神田和実も、話しかけられたり仕事を命じられたりしたときに、笑顔で応じるのだけど、アタルとは何かが違うんですよね*1

あくまでも職場の雰囲気を壊したくない、本心を出して叱られたくない。それは同棲してる彼氏に対しても同じで、妊娠という二人にとっての喜ばしいはずの出来事ですら、口にだすことが出来ない。その上、決断力がない。まあ見ててもどかしい。

 

小学校時代、和実は友達の和に入ろうとして、皆に合わせようとひたすら笑顔でいようとしたのだけど、その笑顔が本心ではないことを感じ取られてしまって、逆に「くさい」といじめにつながってしまったのが、小学生女子にありそうで切なかったですね。

最初の躓きがずっと和実を苦しめることになってしまった。

 

でも、確かに和実は優柔不断な女性なのだけど、その優柔不断さは、他人に対しての気遣いゆえにじっくり考えるという長所でもあるのですね。

アタルの占いのシーンは、占い*2と言うより説教のように見えたけど、ただ和実の短所だけをあげつらうのではなく、優柔不断に見えるほど相手のことを考えるところが転じて長所となって、仕事の大失敗を挽回することが出来たのは安堵しました。

ところどころで、和実を見るアタルがとても優しい笑顔を見せていたので、ひどい展開にはならないだろうなあとは思っていたけど。

 

公式には、「あなたにも絶対いいところがある」というキャッチコピーが書かれているので、これから和実たちのチームのひとりひとりが取り上げられていくんでしょうね。

今の所確かに一見駄目に見えたり、一緒に仕事したくないって思える人ばかりだけど、でも和実の彼氏みたいに全部駄目って感じではなさそう。

むしろ長所が短所になってしまってるように思えるので、彼らひとりひとりがアタルの占いによって変わっていく展開が楽しみです*3

来週は、間宮祥太朗演じるコネ入社の目黒円。やたらポジティブだけど仕事が出来ないっぽい? 彼が一体どう変わる?

 

それにしても、ラスト和実とアタルが友達になったのはいいですね。もう二人で結婚しちゃえばいいんじゃないかな。子供もいるし。 

*1:ちゃんと本心と違うとわかる笑顔を演じる志田未来はさすがですわ…

*2:ただアタルの占いのシーンで過去回想に行くところはちょっと笑ってしまった。ちゃちな特撮っぽかった

*3:おそらく、アタルも天才占い師だったのが派遣社員になってて、もうこの占いの能力は使いたくないんだーみたいな感じで、ワケありっぽいですね。若村麻由美となにかあった?