おかえりモネ118回
本日のもね&みーちゃん
えっ、今日入れてあと3回だよね? って終わった後呆然としてしまったけども。
ずっと語られなかったみーちゃんのあの日。
彼女が遭遇した出来事が語られることで、今までの彼女の言動が全部すっと筋が通ってしまって鳥肌が立ってしまった。
モネがまた以前のように戻るよと励ました言葉に返した、「お姉ちゃんは津波見てないもんね」という言葉の意味が急速にすごい重みを持ってしまった。
みーちゃんが体験したのは津波への恐怖ってだけでなく、あの時自分の命を守るために大好きな祖母を置いていくという命の選別だったんだよね。
おばあちゃんは無事だった、というのは彼女にとっては言い訳にならなくて、祖母より自分を優先してしまった心理を体験してしまったら、そりゃ元には戻れないとみーちゃんも言ってしまうだろう。
もちろん、みーちゃんの行動は全然間違ってないわけで、おそらくおばあちゃんもそうして欲しかっただろう*1。
津波てんでんこ、という言葉もある。
でも、「正しいけど冷たい」という判断に人の命がかかると、選んだ後にもずっと苦しみが残ってしまう人もいる。そこまで簡単に割り切れる人ばかりではないし。
いや、最終回3日前にえらい爆弾放り込んできたけど、この問題2日で解決するか……いや一週間、一ヶ月あっても解決できる問題とは思えないよなあ。
みーちゃんのこの苦しみはずっと彼女の中から消えないだろう。それでもモネにやっと吐き出すことができただけでも、大きな一歩なのではないか。
*1:おばあちゃんが逃げなかったのは一緒に逃げたらみーちゃんの足でまといになると判断した可能性もある