映画/ガールズ&パンツァー 劇場版
公式→ http://girls-und-panzer.jp/
第63回戦車道全国高校生大会で頂点へ上り詰めた大洗女子学園に、平穏な日々が戻ってきた。ある日、大洗町でエキシビションマッチが開催されることになり、大洗女子学園は知波単学園と混成チームとして出場し、聖グロリアーナ女学院・プラウダ高校混成チームと対戦する。選手たちは戦いを通じて友情を育む中、生徒会長の角谷杏が急用で学園艦に呼び戻され……。
劇場内が、コミケ三日目かという状態で、これはアウェイ感半端ない。もしかして女子にはアウトの内容だったのか……いや、本編ちゃんと面白かったし、大丈夫だろう、大丈夫だと少し怯えたわけでしたが。
圧倒されました……!
戦車戦、途中で飽きるかなと思ったんですが、全くそんなことはなく最後まで釘付けでした。戦術とか全く分からない私でも、どういう状況でどういうピンチなのかどうやって勝とうとしてるか、丁寧な描写で画面で何が起こってるかわからなくなることがなかったです。しかもその戦術や戦闘で少女たちの成長や変化までしっかり描写されていたので、戦闘シーンで退屈しないのですよ。
その上、大洗の街もきちんと印象に残る。
映画としてやるべきことをこんなに丁寧にやってる映画って、滅多に無いです。
だから、後半クライマックスは気づいたら、なんかすごいもの観てる……って感覚で、圧倒されて自然に泣いてました。
時間も2時間をちょっと越えてましたが、途中の合宿場面も含めて、話に疾走感があるせいか、全くだれることがなかったです。
どのキャラも魅力的なのですが、ちゃんと印象に残る見せ場がある。
後半は、まさにお約束をきちんとやってくれた。お約束大事です。お約束の盛り上げこそ大事なんですよ。ひねたりスカしたりする演出も展開もこの場合はいらんのです。
特に、今回初登場の知波単学園*1のおさげちゃんの変化は、とても良かったです。まあ、どう見ても太平洋戦争時の日本軍過ぎて、あかん……これはあかん……って笑えるけど同時に頭抱える感じでしたから、余計に気になっちゃったせいもありますが。
私の好きなダージリン様もお素敵でございました。
何より、西住姉妹がもう……! あそこはアナ雪連想したんですが、この姉妹もよい姉妹です。尊い……。
最初は、Not for meではないかと危惧した映画ですが、最後まで楽しく観られました。女性の皆様もよろしければぜひ。女の子たちが元気で頑張っててスカッとする、素敵な青春友情映画でした。