映画/ショーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビ映画はなんか映像グロそうだしなあってことで、全く観たことがなかったんですが、これはコメディタッチで描かれているということでいけるかなと思って観てみました。
変にシリアスにならず、ところどころの危機に「志村うしろうしろー」的な笑いを挿入されてるし、すっとぼけた感じに笑っているうちに、どんどん事態は深刻に。危機的状況の中、壊れかけていた人間関係をもう一度やり直して行ったり、そのまま破壊しちゃったりと、引きこまれてテンポも良くて、最後まで一気に観ちゃいました。
コメディ展開がお約束どおりの危機になったり、深刻になりすぎずギャグに走りすぎずにシリアスな雰囲気を和らげたりと、笑いがパニック映画にとてもよいアクセントになっていて、ゾンビものとしていいのかどうかはともかく、ホラーになりすぎちゃうと観るのがきつい人間には楽しかったです。
ストーリーの構成や完成度も高く、ラストのオチも、そう来たかと。
笑わせて怖がらせてドキドキさせてそしてほろりとさせて、エンターテイメントにあふれる傑作でした。