映画/ゼロ・グラビティ
脚本が見どころと聞いてましたが、本当にほぼサンドラ・ブロックの一人芝居でした。しかし、宇宙といいつつ、ある意味とても狭い舞台で一人での演技で持たせた脚本と構成に完敗です。
以下ネタバレ
最後に地球に戻ってきたところで、溺れ死にそうになったシーンで大爆笑。これで死んだらアホみたいなんですが、こういう皮肉を効かせたシーンを挿入するところが、この映画のセンスのいいところですよね。
タイトルの「重力」には「空気」の大切さも含まれてますよね。宇宙はこんなに広いのに窒息する閉塞感との感覚の差、そして孤独の中で変化していくヒロインの意識の描写が本当に面白かったです。