映画/アメイジング・スパイダーマン
面白かった。ヒーローを生み出す、三人の父親の物語だったと思う。ピーターとスパイダーマンのシステムそのものの父、ピーターの人間としてのメンタリティを育てた叔父、そして街を守るヒーローとしての意志を教えたエマの父。
スパイダーマンというアメリカに愛されるヒーローを生み出す過程をきちんと描写しようという意欲が感じられました。子供を助けて初めて「スパイダーマン」と名乗るところで、ピーターがやっとスパイダーマンになれた、というこだわりがあったというか。
ヒーローとしてのメンタリティを持つことができて、やっと名乗らせてもらえたという感じでしたね。
ただその分、敵が今ひとつしょぼいので、バトルの迫力が若干落ちたのは残念かなあ……ラストはもう少し派手なバトルが欲しかったかもしれない。ヒーローが誕生していく過程だった分、クライマックスをもっと盛り上げて欲しかったかなあ。