山盛りごはん三杯

映画、ドラマ鑑賞記録

映画刀剣乱舞 ゲームの荒唐無稽な設定をドラマに落とし込んだ描写力が見事 

touken-movie2019.jp

 

今回から、サブタイトル入れてみました。でもこのタイトルだけで感想終了してる気が……。

 

そんなわけで刀剣乱舞観てきました。

元になったゲームは、始まったばかりの頃にプレイしてたんですが、京都のあたりで短刀や脇差を育ててなくて*1、そのまま放置してました。

あと、アニメの花丸一期と活撃刀剣乱舞は観ました。なお初期刀は陸奥守吉行です。舞台は全く観てません。

touken-hanamaru.jp

katsugeki-touken.com

 

実は、全くの初見ではないので、サブタイトルのように果たして設定が初見の方にもするっと入ってきたかどうかは本当はわからないのですが(おい)、刀が人間の姿を取って、時間改変を目論む時間遡行軍と戦っているという、意味のわからん設定自体は、映画はかなり分かりやすく描写されてたんじゃないかなーと思ったんですよ。

時代背景も本能寺の変という、それこそ大河ドラマで一年おきぐらいにやってるエピソードだから、ほぼ説明は無用。そこで織田信長が死ななかったら? という仮定自体がとても分かりやすい。

というとなんでもないことのようですが、劇場版で初見となると、ゲームの設定の理解だけでも大変なので、キャラクターの目的を分かりやすくした…というだけでも観る方はストレスが少ないと思うんですよね。

このスタッフは「何を見せたいか」ということをとてもよくわかっていて、ドラマへの没入をスムーズにしている。これが簡単なようで意外とそうでもなく。ファンだけに分かればいいと割り切る方法もあると思いますが、刀剣乱舞はそうしなかった。

山本耕史八嶋智人を連れてきたのも、改変する歴史の部分を観客が軽んじないようにするためで、三日月たちの葛藤に説得力を出すには必要なキャスティングなんですよね。

 

この辺は長年特撮作品に関わってきた小林靖子さんの手腕が冴えてると思います。

 

いや、SFやファンタジー作品では説明の設定が下手くそで作品に入り込めないものって結構あるんですよ。本当に勿体無い。

小林靖子作品の第一話は、毎回世界観の説明とキャラ描写と盛り上げがスムーズで、観ていてすっと物語に入り込めるんですよね。その後の展開は好みもあるのですが、少なくとも第一話の過不足ない描写力は素晴らしいと思います。

今回の作品も、物語の分かりやすさについては役者さんの演技力含めいろいろ行き届いているので、余計なことに気を取られず画面に集中できるので、美しい青年たちの華麗なアクションの美しさを十分堪能することが出来ました。

 

あとは、三日月のあの食えない雰囲気と水臭いところが、小林靖子キャラって感じでしたね。

多分、三日月宗近というキャラはある程度共有されてる性格があると思うんですが、その性格を押さえた上で、あの行動は、ああー小林キャラやーとうなずいちゃいました。

そして、クライマックスの絶望感とそこからの鮮やかな逆転も小林脚本だーと、なんかどこを切っても小林脚本だったなと特撮ファンとしては頷いてしまう次第でした。

 

刀剣乱舞よくわかんないんだけど、という方にも、本能寺の変の歴史改変ものとして山本耕史八嶋智人織田信長羽柴秀吉のキャラ解釈と行動と、ともに戦火をくぐり抜けた彼らの刀たちがもし心を持っていたら、一体どんなふうに彼らに対峙するか…

 

劇場でお確かめを。

 

そうそう、ロケ地にもなってる松阪城址ですが、つい最近遊びに行ったので、インスタの写真リンクしておきますね。もっと写真撮ってくればよかったなあ…。

松阪城址の石垣は、城の石垣クラスタによればいいらしいですよ。そしてビフカツ美味しかったです…。また行きたい。

 

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*1:マップが今までのマップで弱かった短刀、脇差有利で、それまで育ててきた薙刀や大太刀が弱体化されてしまう