映画/ジュラシック・ワールド
IMAXで観ましたが、大正解でした。映像の迫力がすごかったし、最後までジェットコースターで一気に楽しめました。
ただ、これを観に行く前に第一作を観たのでどうしても比較してしまうのですけど、ホラー展開の演出のセンスはやはりスピルバーグは頭ひとつ違うというか。怖がらせ方やハラハラさせ方が上手いと改めて思いました。
しかし、ジュラシック・ワールドのアトラクションの、もし恐竜がいるサファリパークがあったなら、の映像の楽しさから、後半、新種の恐竜が脱走してからのパニックものと恐竜対決のハラハラ感とクライマックスのヒーロー物お約束の燃える展開本当に面白かったです。
以下ネタバレ
ひとつケチつけるなら、ザーラはちょっとかわいそすぎないかという……。海に落とされたあと、せめて彼女が助かる展開にしてもよかったのでは……。あれだけちょっと胸くそ悪かったです。
お話自体は、テーマとしてコミュニケーションの大切さってのがあったのかなあ。
仲が悪かった兄弟が、力を合わせて危機を乗り越えていくとか、他人どころか身内への情が薄かったクレアがだんだん情に厚い人間に変わっていくところとか、ラプトルと分かり合うところとか。
両親の離婚については結局どうなったかわからないんですが、なんとなく子どもたちの危機を乗り切ったことで、また家族が変わっていくきっかけになったのかなあ……と希望的観測を持ちつつ、でもオーウェンとクレアのアレは吊り橋効果な気もするなとシビアなことも思いました。
ただ、クレアが9番ゲートを開けてからの展開の、本物のT-REXが新種で強力なインドミナスと戦うところは燃えずにはいられないですよね。なんという正しいお約束展開だとライダー映画に続いてアドレナリン全開になりました。そして、一度は負けそうになるものの、ラプトルの協力で反撃、そして――!
オリジナルがハイブリッドを倒す、という超お約束をきっちりやってくれて、ここがとにかく素晴らしく熱くて良かった良かった。
最後のT-REXの咆哮といい、やるべきことをきちんとやった映画は観て気持ちいいですね。