今日はなにを観た?

映画、ドラマ鑑賞記録

映画/パシフィック・リム:アップライジング

pacificrim.jp

 

KAIJUとの激しい戦いから十年の月日が流れた。命がけで世界を救った英雄スタッカー・ペントコストの息子ジェイクは、軍を除隊し、廃棄されたイェーガーの部品売買という違法行為に手を染めていた。そんな中、ジェイクは売人を案内したイェーガーで部品を先取りされ、危うく売人に殺されかける。

部品を盗んでいったのはアマーラという少女で、隠れてイェーガーを自作していたのだった。アマーラの出会いによって、ジェイクは再び軍に戻ることになるのだが、一方、世界には再び脅威が迫りつつあった────……。

 

 

待ちに待った第二作。今度はデル・トロ監督からデナイト監督に変わったので、作風がどうなるか一抹の不安はあったのですが、いやいや杞憂に終わりました。

前作とは確かにセンスが違うし、アクションも違うのですが、こちらはこちらでとても面白かったです。

 

以下ネタバレです。

 

 

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雑記

映画、そこそこコンスタントに観ているのですが、感想をうっかりためてしまいました。忘れるといけないので、観た映画をメモ。

 

それと、ゲーム・オブ・スローンズにおもくそハマりました。なんだこれ面白すぎるだろう。

アマゾンプライムの見放題に来たので、評判いいし観ましょうかとS1からぼちぼち観はじめて、S2の後半からエンジンがかかり始め、S3で止まらなくなりました。

アマゾンプライムだと見放題はS6までだったので、hulu契約してでS7視聴。

まだ終わってないのにロスになってしまった…。

構成も題材もすごい。そりゃこれをうっかり観ちゃった人が、日本のドラマと比較して悲嘆に暮れるのもわからんでもない。まあ、これは比べたらあかんやつですわ。

いやあ、こんなに夢中になってドラマにハマれるというのは楽しいことです。

面白かったといったら、バーフバリもとても面白かった。こちらも心臓鷲掴みにされた。

 

改めて感想書きます。

映画/今夜、ロマンス劇場で

wwws.warnerbros.co.jp

太平洋戦争が終わり、日本映画黄金時代。映画監督を夢見る青年・健司は、ロマンス劇場で見つけた戦前のモノクロ映画に出てくる美雪というお姫様に恋をしていた。

ある嵐の夜、いつものように美雪の出てくる映画を観ていた健司は、雷が落ちたあと、彼女が映画館にいるのに気づく──…。

一方現代、ある病院に一人の品の良い男性が入院していた。孫にぞんざいに扱われている彼に、看護師の吉川は興味を惹かれるが……。

 

 

監督志望の青年の前に、大好きな映画のヒロインが現れて恋をする。

色のない世界からやってきた、誇り高く、強くて美しい姫君は、目に映るものすべてに魅せられて、目を輝かせていた。ただでさえ映画の中の姫君が好きだった彼には、目の前に肉体を持って現れた彼女にもっともっと惹かれないはずはない。

この世界を知らない彼女に世界を伝える行為は、健司にもう一度世界を発見し、好きになることでもあった。彼女のいる世界の美しさを、健司は知ってしまった。

だけど、この幸せな時間はいつまで続くのか。姫には健司が知らない、ある大きな秘密があった……。

 

以下、ネタバレ。

 

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映画/キングスマン:ゴールデンサークル

www.foxmovies-jp.com

 

酷い

とにかく酷い。

──そして最高だった

 

思わず往年のブログのように、太文字にしてしまった。でも、ずっと脳内で監督への罵倒と賛辞を繰り返していた気がする。

以下は被害妄想入ってる感想だけど、マシュー・ヴォーン監督から「ほらほらこういうの観たかったでしょ?」「ほらほらこういうの観たくないでしょ、でも観せちゃう♡」とずっと耳元でドSのように囁かれていたように思う。被害妄想ですよ、もちろん。

でも、コリン・ファースが子犬を抱っこしてるシーン、あれあざといでしょ?*1 あれを大画面でやられた時に、聞こえましたよ監督の高笑いが。ちくしょうめ。ちくしょうめーー(血の涙)

 

ネタバレ無しで言うなら、悪趣味とあざとさとちょっとばかしの真面目な話と意地悪を全部混ぜてミンチにしてハンバーガーとして出されたのを、顎が痛いと思いながら食べさせられた感じですかねえ。

味はと聞かれれば、美味しかった。ただ万人が美味しいと思うとは限らないかな。ハンバーグにした肉の意味が受付ない人もいるだろうし。美味しく感じた私は悪食なのかもしれない。

 

ネタバレを避けるために、具体的な内容じゃなくて申し訳なく。

 

アクションは相変わらずキレッキレでしたね。キングスマンのアクション、やはり好きだなーと思います。んなアホなって動きも多いんだけど、というかむしろその、んなアホなって動きを大真面目にかつかっこよくやってるのが、観ていて快感なんですよね。

予告のドアにしがみついてたエグジーが、前から来た車の上をムササビよろしく飛び越えるシーンとか、うわあ…って気持ちよくなります。それ以外にもいっぱいありますが、ただ、ラスボスのトドメの刺し方までそういう漫画的で躍動感ある舞うような見事な動きで、

「だからそういうところが酷いんだよーーーー!」

と叫ばざるを得なかったのでありますが。ちくしょうめー。

 

以下ネタバレなので記事たたみます。

 

*1:なお、連れはこのシーンでブルーレイ買おうと決意してたらしい。あんた、いい人だな……。

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映画/スター・ウォーズ/最後のジェダイ

starwars.disney.co.jp

あけましておめでとうございます。2018年1月1日、今年の映画はこの作品からです。

もうね、クライマックスのあたりで、小学生の時この映画に出会って、人生が変わるほどの衝撃を受けたときのことを思い出してました。ここまで来たんだなあ……と涙が止まらなかったです。

よくぞ作ってくれたという感慨しかありません。思い出を差し置いても、ノンストップの展開がとても面白かったですが。

 

「助けてオビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです」

 

もうね、このシーンのルークの言葉だけで5000億点ですよ。このシーンだけで作った意味がある。異論は認めん

映画/仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL

www.movie-taisen.com

アクション満載、豪華でスカッとする、平成ライダーファンには大サービス、未見の人にはこれから平成ライダーの沼に誘う、楽しい映画でした。

観終わった後の満足感が高くて、わーたのしーすごいーの連続だったせいか、感想らしい感想が出てこないです。万丈が何度も問う、「ヒーローはなぜ戦うのか?」ということの解答も、作品内でわかりやすく説明されてますしね。もうちょっと詳しく知りたい人には、それぞれのライダーにTV版4クール用意されてますよという周到さ*1

平成ライダー豪華な大競演だっただけに、翔太郎とフィリップ、晴人、進之介にも出てもらってコンプリートしてほしかった*2

……と同時に平成一期では作風のせいもあるけど、ライダー競演がなかったので、一期ファンとしてはちょっと羨ましくもあり。

 

平成ライダー観てないんだよなーという方にも、かなりとっつきやすく、いろんなライダーのエッセンスが楽しめると思いますので、この機会にぜひ、気楽に観に行って欲しいと思います。

 

 

 

*1:私のTwitterのタイムラインではオーズの二人の関係性に惹かれた人が多く、TV版観たとの報告が相次いでます。絶妙な出番でしたね。

*2:収拾がつかなくなるだろうから難しいと思うけども。

映画/泥棒役者

dorobou-yakusha.jp

 

 

西田作品を一年に一作は観たい&あまりエモーショナルだったり、帰り道、重いテーマを考え込んでしまうような作品ではなく、心がちょこっとほのぼのして癒される系の映画観たいなあと思ったんですよね。まさに、私の我儘なニーズに応えてくれる作品でした。

西田さんの朝ドラ、とと姉ちゃんは大好きな作品なんですが、ちょっと残念だったのが、ゲストキャラがどんどん出てきて、その後のフォローがほとんどなかったことなんですよね。でも、この作品に出てくるキャラは全部きちんと描きこまれてて、向けられている視線はとても優しい(最初から最後まで同情の余地がない、畠山ですら、ちゃんとフォローされている!)。そうそうこれこそ西田作品だよーと後半何度もじんわり来るシーンがあって、最後きれいにまとまったラストは本当に良かったです。

劇場内でもすすり泣きの気配があちこちに。

さて、こっから感想のテンション上げます。

高畑充希。なんだあの可愛い生き物。スタッフインタでも絶賛されてたと思うんですけど、めちゃくちゃかわいいんですよ、彼女。

なんなのあの可愛さ。私が彼女にほしいんですけど。家で待っててほしいんですけど。芋天揚げてほしいんですけど!!!

本当にいい子で、そのいい子さにあざとさがないんですよ。

高畑さんの役って、メインストーリーからは離れたところに「いる」というのが大事なキャラとはいえ、そういう彼女がいる、という説明だけでも通るキャラだと思うんですよ。だけど、孤独だった主人公にとって、やっと得られた家族であり、この子を失ってしまうかもしれない、というのは恐ろしいだろうなあと感じさせる演技でした。

ストーリーは、映画公式にも説明されてる通り、泥棒として入ったおうちで訪問者や家主と出くわして、なんとか疑われないようごまかしつつ、脱出するには…というものなんですが、そのごまかすやり取りの中で家主、訪問者、泥棒二人のキャラが浮かび上がり、彼らの抱えた問題が収束していく展開は見事でした。

誰かを傷つける物語ではなく、物語を通して、見失っていた自分を見つけていく物語でした。

 

 役者さんに関しては、皆さすがに達者でした。気弱で追い詰められっぱなしの丸山くんの演技も要所要所で笑わせてきて良かったですし、市村正親もユースケサンタマリアも宮川大輔石橋杏奈も、そしてラーメンズ片桐も、皆最後は愛おしさを感じるようになってました。

ただ、石橋杏奈に不満はまったくないのですが、ふみカスも観たかったな…。

 

あ、エンドテロップのあとにもおまけがありますよ。西田さんファン向けのサービス。

 

以下ちょこっとネタバレ

 

 

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